小・中学生の野球・ソフトボール選手が大人になっても痛みなくプレーできる方法

多くの野球・ソフトボールをしている小中学生が、野球肘・野球肩をはじめ、腰や下肢の過労性疾患などで悩まされています。そんな子ども達、保護者、指導者の方々に医療の知識やメンタル面などの様々な視点から物事を考えていただきたいという、一人の理学療法士の思いをつづったブログです。

小豆島高校①

皆さん、本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます。

スポーツを愛する理学療法士、原田潤一です。
 
先日、甲子園の春の選抜の出場校が発表されましたね。
 
皆様の縁ある高校は、選出されましたでしょうか。
 
尚、出場校は下記のリンクで確認できます。
 
 
私が注目するのは、21世紀枠で選出された香川県小豆島高校です。
 
因みに、あまり高校野球に詳しくないという方に説明しますと、甲子園大会は春・夏の二回開催されます。
 
春は選抜方式で、前年の秋の県大会・地区大会(関東大会、近畿大会など)の成績や地域性などを基にして、事前に各地区に割り振られている数の学校を選出するという方法をとっています。因みに、出場校数は32校なので選出されない県もあり、今年は私の地元・神奈川県は選出されませんでした。
 
そして、21世紀枠というのは、各都道府県大会で好成績を残した高校の中で、特色があったり、困難を克服したり(高偏差値、慈善事業に参加、離島など)といった野球以外の内容を含め高校を特別に選出していくという選抜方式で現在では、毎年3校選出されています。(批判意見もありますが・・・)
 
今回、その21世紀枠で小豆島高校が選出されたわけですが、何故選出されたかと言いますと、高校名から分かる通り離島です!そして、部員数が17人しかいないそうです。そんな状況下ですが県大会を優勝し、四国大会は初戦で敗退しましたが、3対4の僅差だったことが評価されたようです。
 
何故私が、この高校に注目しているかというと、この高校の指導方法に興味があるからです。以前小豆島高校の特集がされた記事があり、いくつかのポイントが気になりました。
 
まず、気になったことが監督の声掛けです。以前私のブログ記事で↓
 
 
選手に向かって怒鳴ることは、逆効果との私見を述べさせて頂きました。この高校の監督である杉吉さんは、積極的に大きな声をかけているそうだ。その内容は、『どこ投げてんだ!』とか『しっかり投げろ』とかの声掛けでなく、『考えろ』とか『最高のバッティングだなあ』や時には『元気が一番、元気が一番!』などといった積極的な言葉やユーモアある声掛けをしているそうです。このように意味のある声掛けというのは、すごく重要で、選手は結果だけ怒られてもただモチベーション下がるだけだと思うんですよね。効果的な声掛けは選手のモチベーションも向上しますし、セルフイメージの低下も抑えられると考えます。
 
また、離島という狭い環境で過ごしてきた生徒(全員小豆島出身とのことです)は環境が変わると戸惑いやすいという課題があるため、選手には『飛び込んでいけ』と指導されているそうだが、その環境を作るために自ら積極的に合同練習の機会などを作っているそうだ。
 
つまり今日の記事で何が言いたいかというと
 
 
監督は常に情熱をもち
 
 
選手と向き合い
 
 
選手が自主的に取り組める
 
 
状況を作り出すこと
 
 
が重要ではないかという事なんです。
 
 
これって、私生活でも言えますよね?
 
上司が、自分自身が大して何もやってないのに、部下に偉そうに指示出していたら、誰も付いていこうとか自分でも頑張ろうとか思わなくなっていくと思うんですよね。
 
皆さんも、自分の下につく人間に対する接し方を少し考えてみると良いのではないでしょうか。
 
この杉吉監督がこのように対応するようになったきっかけというのが、選手たちに自信が感じられない、自信をもってプレーするにはどうすれば...というところから、ボトムアップ理論というものを取り入れたそうですが、その話はまた後日...
 
因みにこの小豆島高校は四国にあるのですが、妻は最近まで、日本列島を北海道、本州、四国の3っつに分かれていると思っていたそうです・・・
 
九州どこいった!!??(笑)
 

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≪参考雑誌≫
ベースボールクリニック 2015 12月号より
 

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