小豆島高校②
皆さん、本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます。
スポーツを愛する理学療法士、原田潤一です。
本日は先日のエントリーの続き、
どのような理論かというと、練習内容、先発メンバー、途中交代選手、戦術などすべての事を選手が決めるというもの。監督は、アドバイスなどの最小限の手助けをするだけでほ、ほぼ見ているだけという状態です。
もちろん、選手が間違った方向に進みそうなときは、うまく正解に導くような手法を使うそうだが、ほぼ選手の自主性に任せているとのことでした。
例をあげれば、練習試合などの審判や試合運営も選手が行い、試合が終わると、お互いの2チームがすぐにミーティングし、お互いの感じたことを言い合う。
『右サイドを攻められて厳しかった』
『あそこを攻めたのはスペースがあったから』
『じゃあスペースを埋めよう』
『こっちはドリブルの特異な選手を投入する』・・・
など選手だけのミーティングは思いのほか、どんどん活性化するそうです。
もちろん野球でも、同じように議論することも可能である。
このように、選手の自主性を重んじることを実践すると、自分たちの課題が明確になりやすい。そして、その課題を解決する練習をする。そして、試合で結果が出る。・・・すぐには上手くいかないかもしれないが、そのように自分たちで解決する力を身に着けることは、勝負どころでの差がでたり、何より人間力の向上、そして社会に出てから活かすことができるのではないかと個人的には感じる。
試合において監督の指示が通りにくいサッカーと監督の管理下で行う野球を、自主性の重要度という観点から単純に比較はできないが、このような自主性を育成するということは、長期的な人間形成という観点では非常に重要なのではないかと考える。
関連著書等も出版されているようなので、ご興味ある方は一読してみてはいかがでしょうか。