指導者の存在意義②
皆さん、本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます。
スポーツを愛する理学療法士、原田潤一です。
今回は、前回の続きになります。前回の記事をお読みになってない方は↓をご覧ください。
さて、小中学生の保護者様が困っているという声が多い指導者の方々の特徴をお伝えしていました。
③指導者によって教えることが違いすぎる
これは、よく皆さんも経験があるかもしれません。
一人のコーチは
お前は足の使い方が悪い
もう一人のコーチは
上半身の使い方が悪い
なーんて指導になってしまうと、選手は混乱しますよね。
もちろん、問題点として考ていることは同じで、アプローチ方法が違うということは良いと思いますが(例をあげると、肘が下がっているという問題点に対し、肩甲骨の使い方を修正するのか、下半身の動きを改善させるのか等)、小中学生の場合、どんどん次から次へと、これやってみろ、これはこうしろ...なんて教えても、なかなかすぐにできないし、全て意識できません。1回の指導で1つか2つ、多くても3つぐらいの問題点の改善に集中したほうが、しっかり効果出やすいように感じます。
④怒鳴る、殴る
これは、はっきりいって逆効果になることが多いですし、何より今の時代、殴る行為でアウト!になってしまいますからね・・・
因みに私は、小~高校生までソフトボール、野球を行ってきましたが、大小ありますが怒鳴るということは、少なからず存在しました。(逆に全くないという方は、私の年代には少ないのでは?殴るという件に関してはノーコメントで(笑))
私の性格上はっきり言って、どんなに怒られようと、全く気にしないようにしていました(笑)ので、良い意味で楽天的にプレーできていたと思います。(小中までですが・・・)
小中学生時は、ただひたむきにやっていましたが、高校生の時なんかは、怒られた際に返事はしますが、心の中では・・・
失敗したのなんて分かっとるわ!!!
ボケ!!!黙っとけ!!!!
(言葉が汚くて済みません(笑))
なーんて思ってたりしました。(皆さんひかないでください(笑))
でも、選手なんて、そんな感じで思っている子もいると思います。
基本的に、指導者の存在意義って何なんでしょう?
選手をきっちり指導して良いプレーができるようにする。
選手をきっちり指導して良いチームを作り上げる
もちろん素晴らしいことだと思います。
ただし小中学生に関しては、それだけではいけないと思います。
そのような指導には、弊害が生じやすいからです。最低限の基礎医学、障害の知識などを身につけたうえで、長期的な視点での指導が求められると思います。
最近参加したセミナーでの、講師の指導者の方の講義でこんなことを言っていました。
指導者のために選手がいるのか
選手のために指導者がいるのか
(要約)
皆さまは、この事をどう捉えるでしょうか?
私は前回の記事でも書きましたが、これが正解です!と押し付ける気は全くなく、ただ皆さんが様々な事を考えるきっかけになれば良いと思いこの記事を書いています。
今回、例に挙げたような行為が、正解とも不正解とも言いませんが、医療機関に通われている保護者の方々の声として挙げられていることは、確かです。
今回は、野球関連の保護者の方のお話しを中心にさせていただきましたが、どのスポーツでも考えは、同じだと思っています。
今まで、身体のことについてあまり考えてこなかった方
自分の事をもう一度見つめなおし、小さな一歩から踏み出してみませんか?
自分自身もまだまだ未熟なので、大きなことは言えませんが、皆さまのきっかけになれるようにこれからも記事を書き続けていきます。
本日はこのぐらいで・・・
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